コネクシオ（東京都新宿区）は、同社のIoTサービスと、シュナイダーエレクトリックの製造現場向けARソリューションを連携した「Smart Ready IoT AR 設備保全ソリューション」を8月23日から提供開始した。
同ソリューションは、点検対象となる設備にタブレットをかざすだけで、設備の状態やIoTデータ、操作ガイドなどを画面上に表示することが可能。制御盤を開けたり、高所に上るなどせず、対象機器内部のデータを確認することができる。
画面をタップして、マニュアルや操作ガイドへ切り替えられるため、ステップごとに確認しながら点検作業が行える。熟練者の手本動画をコンテンツ内に取り込み、現場で参照しながら作業を進めることも可能。
点検アプリは、現場をカメラで認識しないと起動しないため、未実施や点検モレを防ぐことができ、誰がいつどれくらいの時間をかけて点検したか自動的にサーバーに記録されるため、改ざん防止にも貢献。
また、PLCデータソースやさまざまなセンサー、アナログメーターなどのIoTデータをARサーバーに連携し、設備保全とIoTデータの連携によって、異常や故障予知を判断して作業者に通知することも可能。点検の際に異常を発見した場合は、関連するIoTデータの同時記録により因果関係などの分析も行える。
