OKIは、ディープラーニング推論処理をエッジで実現でき、クラウドとの連携も可能なAIエッジコンピュータ「AE2100」を10月3日から発売した。
同製品は、ディープラーニングの推論環境を提供するインテルの「OpenVINOツールキット」とAIアクセラレータの「Movidius Myriad X VPU」を搭載するAI処理に適したコンピュータ。クラウドで作成した学習モデルを使ってエッジで推論実行が可能で、カメラや各種センサからのデータを高速処理できる。
各種センサとつなぐための物理インターフェースを搭載し、Webブラウザから簡単に設定・保守も可能。ネットワークも、920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop」を搭載するほか、LTEやWi-Fiもつないで設置場所に応じて対応できる。
価格はオープンだが、市場想定価格は18万円から。3年間で5万台の販売を目標としている。
同製品の販売・普及については、エッジ領域でAIを活用するためのエコシステムで進めていく。AIエッジパートナーとしてAIユーザーやベンダーなど30社がすでに参加しており、これらの支援を通じて普及促進していく。
参考:OKI「高速ディープラーニング推論処理をエッジで実現し、クラウドと連携するAIエッジコンピューター『AE2100』を販売開始」