製造業に特化しAIサービスを提供するスカイディスク(福岡県福岡市)は、製造現場に今あるデータを取り込むだけでデータを可視化し、データのAI活用をイメージできるアプリケーション搭載デバイス「SkyAI N-model(スカイエーアイ エヌモデル)」を開発した。デバイス提供開始にともない、デモ機の無料貸出しを行う。
「SkyAI N-model」とは
「SkyAI N-model」は、データのAI活用イメージを簡単に具体化するデバイス。さらに分析アプリケーションも搭載しているため、データのAI活用イメージを具体化するほか、データの分析手法も同時に検討することができる。
「SkyAI N-model」3つの特徴
①操作は今あるデータを取り込むだけ
自社のデータを取り込むだけの簡単操作で、そのデータがデバイス上で可視化され、すぐにAI活用イメージを具体化できる。「AIを活用して何かしたい」と思っているものの具体的に何ができるかイメージが湧かなかった製造現場でも、「SkyAI N-model」を利用することで手軽にAI導入イメージを持つことが可能。
②専門的な知識や技術不要
「SkyAI N-model」の利用にあたっては、専門的な知識や複雑なデータ処理が不要。
データ分析の専門家に頼ることなく、自分たちの手でデータを分析・可視化することができる。これまでAI知識が乏しいためにAI導入に踏み切れなかった現場でも気軽に試すことが可能。
③分析アプリケーションを搭載
「SkyAI N-model」には、分析アプリケーションも搭載。「特徴量選択アプリケーション」「要因分析アプリケーション」「ラベリング」「異常検知」の4つのアプリケーションを活用することで、データの分析手法を可視化と同時に検討できる。
「SkyAI N-model」開発背景
製造業向けAIサービスを提供する同社は、日本のものづくりを牽引する企業と二人三脚でAIプロジェクトに取り組み、製造現場への導入を進めている。これまで数々のプロジェクトを進める中で「AI活用のイメージが掴みづらい」「データ分析やプログラミングの専門的知識が必要で、AI導入のハードルが高い」という現場の声を耳にしてきたという。
また、自社のデータ活用を検討する余裕がないために、その重要性に気づいていながらも有効活用できていない現場の実情もあった。
そこで、専門的な知識や複雑なデータ処理を必要とせず、簡単な操作で、今あるデータでAI活用のイメージを具体化できるよう開発したのが、今回提供開始した「SkyAI N-model」。同デバイスを提供することで製造現場のデジタル化やデータ活用を加速させ、適切な課題設定と意思決定をサポートし、工場の働き方改革に貢献するとしている。
出典:スカイディスク「製造現場へのAI導入を推進するスカイディスク、データのAI活用をイメージできる 『SkyAI N-model(スカイエーアイ エヌモデル)』提供開始」