DTS(東京都中央区)は、製造現場(エッジ)のデジタル化を実現するIoTプラットフォーム「Pasteriot(パステリオ)」を4月24日から販売開始した。
Pasteriot の3つの特長
1.製造時期やメーカーが異なる製造機器の生産状況をまとめてデジタル化
これまで製造現場のデジタル化は、製造時期やメーカーの異なる機器の混在により、部分最適に留まるという課題があった。
Pasteriot は、産業用プロトコルのデファクトスタンダードである Modbus や OPC UA など様々な通信規格に対応することで、これらの課題を解決し、生産ラインをまとめてデジタル化することが可能。
2.製造現場を制御するルール設定と AI 活用で業務効率化・生産性向上を実現
製造現場のデータをリアルタイムに処理することで、アラート通知や AI による判断を PLC に連携するなど、IT による製造現場の制御が可能。
これまで現場で蓄積されてきたスキルやノウハウを、ルールや AI として定義・実装することで、業務効率化・生産性向上を実現すると同時に、技術継承や人材育成にも活かすことが可能となる。
3.製造現場のリアルタイム可視化と工場全体の俯瞰により管理コスト削減を実現
製造現場で発生する膨大なデータから必要なデータを自動選別し、リアルタイムに可視化。ダッシュボード製品「GalleriaSolo(ガレリアソロ)」との併用で、工場全体の俯瞰が可能となり、全体最適化により管理コストの削減を実現。
また、活用可能なデータのみを保存・クラウド転送することでデータ量を圧縮し、クラウド利用時に要するデータ管理コストも大幅に削減することができる。
■価格:2コア 20万円〜(年間サブスクリプション)
■販売目標:
販売目標数=初年度100ライセンス、3年後500ライセンス
年間売上目標=初年度1億円、3年後5億円(付帯開発費含む)
■OEM提供について:ソフトウエアOEM提供も実施
■Pasteriot(パステリオ)名称由来
データプラットフォーム(Platform)として、様々な IoT(iot)デバイスと多様な線でつながり、データが集まる様を星(Aster:ギリシャ語)に見立て、 “IoT Platform の星”という意味が込められている。
▼Connected Industries における Pasteriot の役割
▼Pasteriot 概要イメージ