室内換気「見える化」
NKE(京都市伏見区)は、設備などの状態変化をメールで知らせる簡易情報連絡端末「れんら君」に、換気状態を見える化できる機能を新たに追加した「CO2れんら君」を発売した。
ウイルス感染の対策において室内の換気が有効とされているが、「十分な換気」とはどれくらいなのか、現在の状態がどうなのかということは、実際に把握するのは難しい。
新製品は、本体に取り付けたセンサで周囲の二酸化炭素濃度を計測し、換気状態を判断して密閉を防ぐことが可能となる。二酸化炭素濃度は一般的に、室外で約400ppm、室内で1000ppmと言われており、濃度が高くなると眠気や疲労を感じ、作業効率にも影響を及ぼすという。
測定データは、PC、スマートフォン、タブレットなどで確認することができ、警報ブザーやメールでのお知らせを設定することが可能。過去400日分の状態記録を自動保存し、後から閲覧することもできる。
通常販売価格は5万5000円、初年度の販売台数は500台の見込み。