シーメンスは、8月1日から「デジタル化コンサルティングサービス(デジタル化パートナーシッププログラム)」を開始し、スマートファクトリー構築の構想設計から構築までを一貫してサポートするサービスをスタートする。
すでに国内で2社受注しており、スマートファクトリー構築支援ビジネスを本格化する。
同社はコロナ後に起こるトレンドとしてデジタル化の拡大と先進化、サプライチェーンの大幅な再調整を挙げ、製造現場は三現主義一辺倒からデジタルツインとFAで補強する時代になると予測。
同社はCADやPLM、MES、シミュレーションといったソフトウエアと、PLCやHMI、モーションなどハードウエアがそろっている強みを生かし、現場改革を進めていく方針を明らかにした。
同サービスでは、顧客がDXを実行するために必要な地図とコンパスを提供する。具体的には、成果物として顧客の要望に合わせたスマートファクトリーを作るためのロードマップ提供とグランドデザインの設計図や、デジタル化の成熟度とあるべき姿のギャップ分析、それを解決するためのプロジェクトの実施、工場全体の俯瞰図とデータの流れ図の提供などを提出。DX実現の地図と方向性を描き、一緒に実装まで行っていくとしている。