プロトラブズ、日本事業を拡充 開発期間短縮など

プロトラブズ(神奈川県座間市)は10月16日、事業戦略説明会を開催。板金など対応可能な加工の拡大やパートナー連携を通じ、製品の開発期間の短縮や小ロット・オンデマンド製造によるコストダウン、設計や投資リスクの低減、サプライチェーン最適化などメーカーの製品設計、開発の支援強化を進めていく。

同社は1999年にデジタル技術を使った超短納期オンデマンド射出成形からスタートして以来、約20年間は右肩上がりで成長。グローバルの売上高は過去12カ月で4億ドル、年間利用者数は3万7000人、アップロードされたCADデータは400万ファイルまで拡大している。現在は、射出成形に加え、CNC加工機による切削加工、3Dプリンタによる積層造形、板金加工などサービスの幅を広げている。

次のステップとして、プロダクト4.0を掲げてパートナー戦略を強化。

設計分野では3D CAD大手のダッソー・システムズ、オートデスク、見積もり・発注工程ではミスミ、製造分野では3DプリンターメーカーのGE、HPと連携。設計から見積もり・発注、フルフィルメントまで一連のバリューチェーンを提供することでメーカーの設計開発サポートを強化する。

ホルトCEO

参考:プロトラブズ