NECプラットフォームズ(東京都千代田区)は、LTE網や3G網を介したネットワークアクセスを可能にする、小型のM2Mアダプタ「EA01A」を9月25日から発売した。
IoTシステムの構築やクラウドサービスとの連携など、機器のネットワーク接続のニーズはますます高まっているが、回線工事のコストや設置場所、通信機器の大きさの制限などで実現困難な場合も多い。
新製品は、LTE/3G対応のM2Mアダプタで、回線工事が不要のため低コストでの導入が可能となる。機器異常通報などの小容量のデータ配信から、デジタルサイネージのような大容量のデータ伝送まで、用途に応じた通信回線やサービスを選択することができる。
また小型(約80×54×16ミリメートル)のため、計測器やディスプレイなど機器への内蔵から、DINレールを使用した設置など、使用環境に合わせた設置が可能。電波が届きにくい場合は、外部アンテナの利用もできる。
マイナス20℃~プラス60℃の耐環境性のため、遠隔監視・遠隔保守などの用途や緊急時のバックアップ回線での利用にも適している。