シグニファイジャパン、工場向けIoT照明ソリューション提供開始

シグニファイジャパン(東京都港区)は、照明のIoTプラットフォーム「Interact」より、工場向けのIoT照明ソリューション「Interact Industry(インタラクト インダストリー)」の日本での提供開始を発表した。

これに組み合わせる照明器具として、新たに30,000lm(ルーメン)の大光量のLED高天井照明器具「GreenPerform HighBay Elite(グリーンパフォーム ハイベイ エリート)」シリーズを4月から発売する。

同社は、照明のIoTプラットフォーム「Interact」を用いて、スポーツ、ランドマーク、インダストリーなど、照明を使用するシーンに応じた製品との組み合わせによるIoT照明ソリューションを提供している。

今回新たに日本での提供を開始する「Interact Industry」は、商業施設や工場、倉庫などをはじめとする高天井の施設において、照明の遠隔操作やモニタリング、データ蓄積によるエネルギーの効率化を図ることが可能。

さらに、フォークリフトや人の動きを収集して解析し、オペレーションが滞り易いエリアの配置を最適化したり、労働災害が起こった際には、すぐさま感知して照明と連動させることによって、2次災害を防ぐこともできる。

 

「Interact Industry」に組み合わせる製品として、フィリップスブランドよりLED高天井照明器具「GreenPerform HighBay Elite」シリーズを新たにラインアップに追加。

同製品は、最大30,000lmの大光量を実現しながらも、従来製品と比較して最大約70%の省エネルギーで使用することが可能。まぶしさを押さえ、対象物が見えづらくならないように配慮した快適な明るさと、正確な色の再現により、屋内作業の際にも照明が邪魔をすることがない。同シリーズの既存製品よりもスリムなデザインで、施設内のフックやパイプ、ブラケットへ取り付けることが可能。

Interact Industryの主な特長

・エネルギーの節約
該当エリアでの活動状況に合わせて照明の動作を管理し、エネルギー使用量を最小限に抑えることができる。日中は活動が検出されるとライトが100%の照度で点灯し、夜間は警備員の見回りができる程度の10%の照度を保ち、フルパワーの照明が必要ない場合は、調光をコントロールし光量を減らすことも可能。

・作業の効率化
IoT対応センサーを介してデータを収集することで、日常業務に関する情報を視覚的に得られるため、効率的に作業を行うことができる。また、照明管理が一元化されているため、場所を選ばずに在庫管理やメンテナンス等の計画が可能。

・安全性の確保
計画的に修理やメンテナンスが行えるため、思わぬ事故も未然に防ぎ従業員の安全を確保することができる。また、リアルタイムで取得する情報に基づいて、障害や機能停止があった場合はすぐ警告するため、万が一のことが発生した場合も迅速な対応が可能となる。

出典:Signify「工場向けIoT照明ソリューション『Interact Industry』を発表」