アールエスコンポーネンツ、LoRa対応ラズパイ用拡張ボード 半径10km以上の通信が可能

アールエスコンポーネンツ(横浜市保土ヶ谷区)は、低消費電力で長距離通信が行えるLoRa無線方式に対応したラズベリーパイ用拡張ボード「LoRa/GPS HAT」を発売した。

新製品は、ラズベリーパイに搭載してLPWA通信を実現する拡張モジュールで、無線免許が不要なサブギガヘルツ帯を使用し、半径10キロメートル以上の通信が行える。GPSセンサーも搭載しており、山間部や農地などの設定場所のセンシングデータや位置情報を収集することができる。

また、IoT向けLoRaWANサービス「The Things Network」を活用すれば、通信費の負担がなく複数のノードをつないだLoRaWANネットワークを構築でき、Microsoft AzureやAWSなどのクラウド環境でのビッグデータ処理が可能になる。

新製品は、ドラギノ社(中国深セン)の拡張基板をベースに、オープンウェーブ(横浜市神奈川区)がサブギガヘルツ帯への調整や特定無線設備の技術基準に適合させており、日本独自仕様のモジュールとなっている。

価格は9600円。