フォトロン(東京都千代田区)は、ハイスピードカメラにコンピュータビジョンを搭載し、異常が発生する瞬間の前後をスーパースロー撮影できるハイスピード監視システム「PhotoCam Detector」をこのほど発売した。
新製品は、製造プロセスや性能評価試験などで生じる「異常発生の瞬間」や「破壊の瞬間」等を自動で撮影する監視システム。最高2000コマ/秒の高速撮影で、イベント発生の瞬間の前後をスーパースローで撮影することができる。
イメージセンサーが取得する明るさ情報を用いた映像からの検出や、電圧や電流、音などのセンサデータを収集するデータレコーダ、各種設備やPLCなどの制御機器からのイベント検知などにより、いつ発生するか分からないイベントの瞬間前後を自動で撮影が可能。
設定はプログラムレスで、マウスだけで条件設定ができる。また、カメラデバイスは選定でき、設備に適したシステム構築が可能。
オプションにより、イベント発生の瞬間を外部機器やメールで知らせたり、内視鏡やマイクロスコープを組み合わせて、目視観察ができない環境の可視化や、撮影した映像から物体の変位量や速度、加速度を計測できるソフトを組み合わせたトータル映像計測システムの構築なども可能。
出典:フォトロン「ハイスピードカメラ、コンピュータビジョン、データレコーダが融合|ハイスピード監視システム『PhotoCam Detector』新発売」