施設・会場の入場管理に
アズビルは、感染症拡大防止に向けて、非接触で顔を認識して検温する「AI温度検知ソリューション」を販売開始した。同社は日本コンピュータビジョン(JCV)と事業提携を行っており、4月から国内向けにJCV社の顔認証システムの販売を開始している。
新製品は、この顔認証システムに高解像度赤外線サーモグラフィカメラを搭載し、非接触で0.5秒以内、プラスマイナス0.3℃の精度で検温することができる。マスク着用でも発熱者を検出し、高熱の場合にはアラートを発することも可能。また、同社の入退室管理システムとの統合によって、罹患者が出た場合には、過去にさかのぼって同時間帯の在室者なども調査することができる。
同社では、オフィスやイベント会場など、不特性多数の人が出入りする施設や会場の入場管理に最適としており、今後、オフィスビルなどに積極的に販売するとしている。