オプテックス、自動ドアセンサーでエントランスが新メディアに。シェアリングサービス運用開始

オプテックス（滋賀県大津市）は、ビーコン機能搭載の自動ドアセンサーを活用したシェアリングサービス「OMNICITY（オムニシティ）」を2月から運用開始する。

通行者のスマートフォンに情報発信ができる自動ドアセンサーを設置した施設や店舗のエントランスが新しいメディアとなり、自動ドアオーナーはDX（デジタルトランスフォーメーション）を活用したマーケティングやプロモーション施策を手軽に実現できる。

また、設置したメディアをサービサーにシェアし、新たなビジネス機会を生み出すことが可能となる。

商業施設や店舗のエントランスに設置される自動ドアセンサーは従来、ドアの開閉用途として活用されているが、同社は、通行者に役立つ情報や体験を届ける「メディア」に用途を広げ、エントランスに新しい価値を生み出すプラットフォームを構築。このメディアの有効活用を促進するシェアリングサービス「オムニシティ」は、業界初の試みになるという。

既存の自動ドアセンサーを同社のビーコン機能付き自動ドアセンサーに置き換え、利用登録をするだけで運用が開始可能。自動ドアオーナーは、このメディアを活用して自社の情報発信に利用、またはメディアを他店舗や他企業に貸し出し、利用収入を得る運用も行える。

オムニシティ運用実現に向けて、同社では先行してTangerine株式会社（東京都港区）と2020年9月に業務提携を実施。オプテックスのビーコン機能付き自動ドアセンサーとTangerine社の顧客のオフライン行動データの蓄積・分析ができるリアル⾏動データプラットフォーム「Tangerine nearME」を連携させ、ユーザーの属性と行動をリアルタイムに分析することができる。