シーイーシー(東京都渋谷区)とZMP(東京都文京区)は、バース管理システムと物流支援ロボットのCarriRoシリーズを連携した新サービスの開発で協業する。
従来、バース管理システムと物流搬送システムは別々に運用されており、トラックのバース(積み下ろしを行うスペース)到着位置や入出庫荷物の確認、物流ロボットへの指示は人手で対応する必要があった。そこで両社は、シーイーシーのバース管理システムとZMPの搬送ロボットをシームレスに連携させ、人手を介さずに入荷・入庫から出荷まで物流現場の効率化実現に向け、開発を進める。
主なサービス連携は、トラックのバース到着を検知し、無人フォークリフトに対してバース位置や荷下ろし情報を送信、無人フォークリフトが自動でトラックから商品を下ろし、台車型搬送ロボットに積み替え。台車型搬送ロボットは倉庫・工場内の格納エリアに荷物を自動で搬送する。出庫時は、出荷予定時刻に対象の荷物を台車型搬送ロボットがバースまで搬送し、無人フォークリフトが自動でトラックに荷物を積み込むというもの。
台車型搬送ロボットとの連携から着手し、2021年4月頃の提供を予定。CarriRoイノベーションセンター(東京都江東区)での実証や見学会も随時予定している。