OKI、デジタル図面の活用とデータ管理を統合するサービスを提供開始

OKIは、デジタル図面活用のクラウドサービス「TerioCloud」の新商品として、「TerioCloud Box連携サービス」の提供を2月15日から開始した。

図面のデジタル化・閲覧・加筆・管理を行うTerioCloudと、米国Box Inc.が提供するBoxを連携させることにより、建設現場などにおけるモバイル端末でのデジタル図面利活用とそのデータの企業内での一元管理を可能とし、図面を利用、管理する幅広い業務の効率化を実現する。

TerioCloudは、建設業や設備工事業をはじめとするさまざまな企業の図面を扱う現場から紙図面をなくし、タブレット端末でデジタル化された図面の共有をすることで、現場の働き方を改革するデジタル変革ソリューション。

大手総合建設会社や製造、設備管理など各業界の顧客に利用されているが、一方、こうした企業には各所で頻繁に変更、登録などが発生する大量の図面を含む各種デジタルコンテンツを社内で一元管理し、業務の効率化を図りたいというニーズがある。

そこでOKIは、クラウドコンテンツ管理サービスとして多くの企業が利用するBoxサービスとTerioCloudの間で、データを相互に同期して一元的に利用・管理できる連携サービスを開始した。

 

同サービスでは、TerioCloud上のファイルを自動的にBoxに反映するとともに、Box上のファイルを自動的にTerioCloudに反映。またTerioCloudへの反映にあたり、Box上のCADファイルを加筆情報の付加が可能なPDFに変換する。

反映の対象となるファイルやその属性、反映のタイミングなどはユーザーが指定でき、管理者による各種設定やエラー通知などの機能も備えている。同サービスを導入することにより、ユーザーは従来それぞれの現場や部門で日々行っていたファイルの登録や版数管理、利用者への通知などの業務から解放され、登録ミスや登録漏れの削減などの効果も期待できるとしている。

販売計画

標準価格:個別見積
販売目標:TerioCloud全体として今後3年間で10億円

出典:OKI「デジタル図面の活用とデータ管理を統合する『TerioCloud Box連携サービス』を提供開始」