三菱電機 工作機械リモートサービス、北米でもスタート

三菱電機は、FA統合ソリューション「e-F@ctory」の一つで、IoT技術を活用し工作機械の遠隔保守を支援するリモートサービス「iQ Care Remote4U(アイキューケアリモートフォーユー)」の数値制御装置(CNC)向けサービス地域を、国内に加え、2月1日から新たに北米地域(アメリカ、カナダ)へ拡大した。北米地域に設置されている工作機械の稼働監視やCNCの遠隔診断が可能になり、工作機械のダウンタイム短縮により生産性の向上につながる。

リモートサービスは、工作機械メーカーや機械ディーラーにクラウド上のプラットフォームを提供することで、各社が北米地域に設置されている工作機械を対象に遠隔での診断が容易、かつ低コストで構築できるもの。

また、CNCリモート診断機能により、アラーム履歴やパラメータなどを遠隔から診断・分析することで、異常原因の早期検出が可能になり、ダウンタイムの短縮に貢献する。さらに、ダッシュボード機能により、工場や事務所以外の遠隔地から、専用ソフトウエアをインストールすることなく、パソコン、スマートフォン、タブレット端末のWebブラウザ上から工作機械ごとの稼働率、消費電力などを容易に確認可能なため、生産プロセスの改善・ランニングコスト低減につながる。

同社では今後、同サーボスを北米以外の地域についても順次展開を予定している。

出典:三菱電機「三菱電機数値制御装置向け『iQ Care Remote4U』北米サービス開始のお知らせ」