NTTドコモは、製造ラインの稼働状況をリアルタイムに可視化・分析できる「docomo IoT製造ライン分析」を、4月8日から提供開始した。
同サービスは、中小製造業における人手不足や付加価値の創出・最大化などの課題をICT活用によって解決することをコンセプトにしており、製造機械に取り付けた加速度センサーで振動を計測し、機械稼働データの可視化・分析を行う。2019年夏ごろからはオプションで、専門コンサルタントによる分析データをもとにした課題特定と改善提案サービスを開始し、生産性の改善提案までをワンストップで提供する予定。
![](https://iot.aperza.com/wp-content/uploads/2019/04/18174144/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%92%E3%82%99%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99.jpg)
サービス開始にあたり、同社では中小製造業での実証実験を行なっており、「既存生産機械の入れ換えなく、安価に稼働状況を可視化・分析でき、解決策の提案もあり助かった」「投資に対する効果がわかりやすい」といった意見や、自動車関連の部品メーカーでは、従来の人手による機械稼働率計測と比べて、実際の稼働率が約20%低いことが判明し、改善の余地があることを確認したという。